MR技術とVR技術
投稿日時:2015-06-04 15:48:53
前回紹介したAR技術に引き続いて、今日は“MR技術とVR技術”について紹介していこうと思います。
どちらもR(Reality)の一文字が入っていますから、AR技術と関連した技術であるということはお分かりいただけると思います。
簡単に説明するなら、MR技術とVR技術は“AR技術をより進化させた技術”になります。
MR技術とはMix Realityの略で、現実をベースにネットを完全融合させる技術をいいます。
AR技術では、現実ベースにデジタル情報を視覚的に共有するだけでしたが、MR技術ではより体感的に、デジタル情報を共有していきます。
分かりやすく説明するなら、AR技術は現実に無いものを有るように見せる技術で、MR技術は現実にないものを有るものする技術といえます。
例えば、あるところにデジタル情報でできたスイッチがあるとして、私たちはこのスイッチをウェアラブルデバイスなどを通してみているわけですが、AR技術だけならばこのスイッチに私たちが触ることはできません。
ですが、MR技術の場合、私たちはそのスイッチに触ることができるだけでなく、そのスイッチを通してなんらかの現象を引き起こすこともできるのです。
ですが、MR技術はあくまで現実ベースの技術になります。
私たちが突然ファンタジーの世界に行って、魔物と戦ったりすることはできないのです。
つまり○イオハザードはMR技術でも再現できますが、F○とか、ドラ○エとかはMRでは再現できないのです。
そこで登場するのがVR技術(Virtual Reality)になります。
VR技術はMR技術をさらに進めて“完全な仮想空間”を実現する技術になります。
現実世界をちょっとだけいじることだって出来ますし、現実世界を丸々変えてしまうこともできます。
つまり、AR技術の先にはまだ、MR技術とVR技術という伸びしろがあるんです。
そして私たちは今、AR技術の足元に立ったばかりです。
現在はウェアラブル端末を使ってAR技術の実現を目指していますが、将来的には、ウェアラブル端末より進化した端末が完成し、こうした技術を実現していくことでしょう。
まだまだ未来の話のように思えますが、こうした未来は、意外とすぐそこまで来ているかもしれませんよ。
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