リアルタイム機械通訳
投稿日時:2015-05-21 15:04:09
去年の暮れのことですが、マイクロソフトが“「Skype」を使った英語とスペイン語のリアルタイム通訳”を実現したことを発表して、大きな注目を浴びましたね。
僕も興味があって詳しく調べてみたのですが、どうもここには“人工知能の発達”が大きく関係しているみたいなんです。
つまり、人工知能が発達したことによって、膨大で複雑な通訳処理が可能になったということらしいです。
俄には信じがたい話なんですが、私たちの知らないところで、人工知能が計り知れないスピードで進化していっていることは間違いなさそうです。
ところで、こうしたリアルタイム機械通訳が本格的に普及すると、人間社会はどのように変化していくのでしょうか?
生来、私たち人間のあいだには言葉の壁が存在してきました。
ですから、私たちは同じ言葉を話す人々と生活圏を築き、その中で生きてきました。
時に、言葉の違う国と交流することもありましたが、それは一筋縄で行くことではありませんでした。
こうした状況はIT技術が進化し、グローバル化が進んだことで大きく改善されてきましたが、根本的にはいまだ改善されていません。
しかし、このリアルタイム機械通訳は、こうした人類史のルールを大きく覆すことになるかもしれないのです。
リアルタイム通訳はいずれ、ウェアラブルデバイスを媒介して、面と向かった人ととの会話でも使えるようになるでしょう。
そうなれば、私たちはどこにでも行くことができるようになり、誰とでも話すことができるようになります。
私たちの世界の壁はなくなり、生活圏は大きく広がるのです。
想像しただけでもこれほど素晴らしいことはないでしょう。
ただし、それによって、これまで起こりえなかった諍いも起こるようになるかもしれません。
人間距離があるから仲良くできるということもあるのです。
なんにせよ、リアルタイム機械通訳は人類に大きな可能性を与えてくれそうです。
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